現在の日本では、家庭や学校給食、飲食店などであたりまえにパンが食べられています。
種類も非常に多くあらゆる場面で世界各国のパンが食べられると言っても過言ではありません。
そういう意味ではパンはすでに日常的に楽しまれていると言えます。
しかし一方で多くの生活者がパンの歴史・伝統・文化の奥深さを知らないままにパンを食べています。
この観点でいえば、日本ではまだ食文化としてパンを楽しんでいるとは言えません。
パン食文化の歴史や伝統を学び食事としてパンをもっと味わってほしいと思います。
この講座で様々なパンの横顔を学び、目の前にあるパンをより一層輝かせ、パンの魅力を最大限に引き出せる力を身に付けてください。
生活者のパンに対する関心が高まれば、生産者のモチベーションも高まり日本のパン食文化の質が向上するでしょう。
食の広がりを周囲と分かち合い、日本における新しいパン食文化を創造されることを期待しております。
日本野菜ソムリエ協会
理事長 福井 栄治